コストを抑えた、ココプラネットの"高品質"標準仕様

コストを抑えた、ココプラネットの"高品質"標準仕様

「競争力のある強いマンション」を造るための「正しい選択」とは?

ココプラネットが自信を持っておすすめする「200年マンション」は、親から子へ、子から孫へ、さらにその先の代まで継ぐことのできる、耐久性を備えたマンションです。そのような長寿命化マンションを実現するために、私たちはお客様に「適切なご提案」を提供いたします。

とはいえ、長寿命化だけではマンション経営は成り立たないのも事実。いかに「競争力のある建物」を建てられるかが最も重要だといえるでしょう。

「競争力」を持たせるためには「構造体」がしっかりしていることが大前提。「高価な建材を使っておけば安心なのでは?」と考えがちですが、建材の組み合わせが適切でなければ、目的どおりの効果が得られないこともあります。さらに内装材や収納、高品質な住設機器類や建物全体のデザインコンセプトといった、居住性や意匠性にかかわる部分のクオリティーも重要です。

ココプラネットはあらゆる面で「強いマンション」を造るために必要な「建材」と「価格」のバランスを熟知しています。200年の使用に耐えられるマンションを支える、ココプラネットの"高品質"な標準仕様について、ご紹介しましょう。

ココプラネットが考える「外壁」

ココプラネットは外壁の塗装材にドイツ製の超対候性・超低汚染の塗料を採用しています。これは、一般的な塗装材に比べて4倍以上長持ちする製品です。

修繕サイクルは建物の立地条件によって異なりますが、よほど環境が厳しい土地でなければ「60年間は塗り替えの必要がない」と試算されています。この年数は日本の建物の平均寿命期間とほぼ同じ。つまり、普通の建物にこの塗料を使用すると、一度も外壁改修を行わなくてよいということになります。

ココプラネットが採用している塗装剤は、お好みの色を選ぶことができます。タイル貼りに勝るとも劣らない外観に仕上がる、おすすめの建材です。塗装の外壁だけではなく、タイルを貼ることのできる「湿式外断熱工法」もありますので、ご相談ください。

ココプラネットが考える「基礎」

土地を売却したり、建て替えたりする場合、杭があると引き抜く費用がかかるため不動産の価格が低くなります。また、設計時に杭が邪魔な場合は杭の位置をずらすことも可能ですが、場合によっては構造的に無理な設計を強いられ、建築費が高くなることも。さらに、弱い地盤では杭の費用がかなり高くなったり、杭を抜いた場合は地盤が緩くなることもあるため、杭を打つ工法は慎重に選択しなければなりません。

ココプラネットでおすすめしている「杭を打たない基礎工法=フローティング工法」は、軟弱地盤や液状化の地盤に適しています。これは、地下階などを構築する際に排出する土の重量よりも、建物全体の重量を軽くすることで、地面から生じる浮力により建物の支持力を得る工法です。建物の底面全体が基礎となり、まるで地中に浮いているような状態になります。損壊した場合、建物で3 億、基礎で1 億の保証があります。

 

ココプラネットが考える「サッシ・窓ガラス」

ベランダや窓といった「開口部」は熱の流出入が大きく、外断熱を採用した場合は樹脂製のペアガラスかトリプルガラス、あるいは既存の窓に内窓を取り付けなければなりません。というのも、外気との温度差がより開き、内断熱工法の建物よりも結露が激しくなってしまうからです。

特に「サッシ」は開口部の中でも非常に重要な建材となります。現在の住宅ではさびが出にくく丈夫なアルミ製のサッシが主流ですが、アルミは熱伝導率が高いため、酷暑や厳寒の外気温が室内に伝わってしまいます。ココプラネットでは、断熱効果を重要視する点でも、「樹脂」製のサッシをおすすめしています。

サッシにはめ込む「窓ガラス」は、高性能の「Low-Eペアガラス」が外断熱マンションのスタンダードとなりつつあります。「Low-E」は「Low-Emissivity(低放射)」を意味し、Low-Eペアガラスとはすなわち「特殊な金属膜をコーティングした低放射ガラスを二層にしたもの」を指します。さらに、ガラスとガラスの間に熱を伝えにくいアルゴンガスを注入することで、より高い断熱効果が実現します。

また、近年では、3層ガラスの構成でさらなる効果をもたらす「Low-Eトリプルガラス」なども注目の建材とされています。

ココプラネットが考える「吸気口・排気口」

ココプラネットの工法により、外壁改修やシーリング改修工事が60年間不要になった場合、足場を架けなければ工事ができないのが吸排口と排気口です。アルミ製や鋼板製のものは、長年使用していると汚れやさびが出るため、ココプラネットでは耐食性のあるステンレス鋼板を採用しています。

ココプラネットが考える「換気システム」

2003年に建築基準法が改正されて以来、2003年以降に造られる建築物にはシックハウス対策として「24時間換気できる設備の設置」が義務づけられました。台所や浴室といった水回りの部屋だけでなく、すべての居室で換気システムの搭載が必須となっています。

この換気システムは、主に3種類に分かれます。

①第一種換気 …… 排気・吸気とも行う(冷暖房一体型/機械換気)
②第二種換気 …… 吸気のみ行う(熱交換型換気/自然換気)
③第三種換気 …… 排気のみ行う(排気型換気/機械換気)

高気密の外断熱建築物では、第一種の熱交換システムタイプをすすめる施工会社もありますが、1台あたり約20~30万円もする機械を、部屋それぞれに取り付けるとかなりのコスト高になります。あわせて、機械フィルターの交換や、5〜6年ごとのクリーニング、モーター音の大きさなどを考慮に入れると、オーナー様にとってはメリットが少ないといえるでしょう。

一般住宅では、吸気口から入る空気量を調整できる「第三種換気」が最もシンプルかつ低コストであり、効果的なシステムだといえます。

ココプラネットが考える「フェンス」

バルコニーフェンス、扉面格子、庇等は「ロートアイアン」を採用しています。アルミは軽くて扱いやすいため、日本の建物のほとんどで採用されています。しかし、見た目も触った感じもアイアンの持つ重厚感はありません

また、アルミは錆びないといわれていますが、劣化が始まるとアイアンと違い補修できないため、取りかえるしか方法がありません。

アイアンは錆びやすいといわれていますが、ココプラネットでは亜鉛のドブ浸け(溶融亜鉛のめっき槽にアイアンを浸けること)を行い、外壁で使用する超耐候性の黒の塗料で2回塗装し、なるべく長く錆が出ないように工夫しています。また、足場が必要な個所にはアイアンを採用していないため、さびが出た際は足場が不要なので、すぐ塗り替えをすることで、半永久的に使用できます。

ココプラネットで扱うアールデコデザインはオリジナルで描き起こすため、建物に他にはないエレガントさと際立つ個性を醸し出します。

ココプラネットが考える「内壁」

ココプラネットの内壁材のスタンダードは「漆喰(しっくい)」です。もともと耐火性のある素材で、万一の火災時にも有毒ガスを出さない利点があります。また、漆喰には無数の微細孔(小さな穴)が有害物質を吸着してくれる効果があるうえ、調湿力と断熱効果も備えています

室内はコンクリートの劣化の最大原因である二酸化炭素が多くなりがちですが、漆喰がそれをシャットアウトしてくれます。漆喰はその微細孔から室内の汚れた空気を吸着し、外気に排出させる効果があります。さらには、自然素材であるがゆえの「質感のやわらかさ」も大きな魅力。室内のグレードの高さを演出します。

ココプラネットが考える「デザイン」

マンションを選ぶ基準は人それぞれ。お一人お一人、異なる視点と価値観で、満足できる建物を造り上げていくことと思います。立地、広さ、機能性、居住性、コスト----いくつもある「選ばれるマンション」の項目の中で、さらに付け加えるとしたら、「美しさ」と「品性」、そして「個性」と「楽しさ」ではないかと私たちは考えています。

「美しさ」と「品性」は時代が変わろうとも普遍性のある価値観ですが、そこに「個性」と「楽しさ」がスパイスとなって、より一層、建物の魅力を引き出すことになるのではないでしょうか。

外装壁を例にとると、日本はタイルを貼った建物が多いといわれています。タイル貼りのマンションはオーソドックスではありますが、「ほかの物件と代わり映えしないマンション」とも捉えられかねません。つまり、万人受けするはずの「無難なマンション」は「競争力のないマンション」となってしまうのです。

もちろん、ココプラネットは「凝った意匠」や「目立つデザイン」で人目を引き付けることが重要だとは思いません。ですが、例えばタイルを使う場合でも、テイストの違うタイルを貼り分けることで、個性的で魅力的な建物に仕上がるのではないかと考えます。

「差別化できないマンション」から脱却し、「美しさ」、「楽しさ」、「個性」を感じられるマンションを追求するのも、オーナーとしての楽しみでもあるといえるでしょう。

「ヨーロピアン・デザイン」について

ココプラネットが考える「断熱材」(オプション)

壁の内部にできる結露は建物に大きなダメージを与えるだけでなく、カビやダニの発生源となるため、居住者の健康に大きな被害を及ぼします。室内外の温度差により生じる結露を防いだり、構造体の耐久性を保つため、ココプラネットでは、コンクリートのマンションを建築する際に「外断熱」の工法を採用しています。

「外断熱」のメリットはこちら

外断熱材は国内で80~100種類あり、工法も25~35種もあるといわれています。一般の方がどれが良いか判断するのは簡単ではないと思われます。ここでは比較的価格が安く広く利用されていて、タイプの違うおすすめの外断熱材を選んでいます。

「差別化できないマンション」から脱却し、「美しさ」、「楽しさ」、「個性」を感じられるマンションを追求するのも、オーナーとしての楽しみでもあるといえるでしょう。

・火に燃えない、唯一の断熱材「ミネラルウール」 断熱材には、断熱効果が高く、100%不燃材質のドイツ製「ミネラルウール」を使用。天然の溶岩を原料とした繊維系断熱材で、海外では一般的に使用されています。断熱性に優れ、熱や水に強く、環境にも優しいという特長があります。平米単価11,000~13,000円。 一方、類似品として、製鉄の副産物である高炉スラグ等を原料とした「ロックウール」という繊維系断熱材があります。日本では一般的であるものの海外では殆ど使用されていません。

・自己消火性を持ち、リーズナブルな断熱材「EPS」 EPS(ビーズ法ポリエチレンフォーム)は、石油系断熱材のなかでも断熱性能に優れ、価格もリーズナブルなため、外断熱採用のハードルを低くしてくれる素材です。平米単価5,000〜7,000円。

・外壁をタイル貼りにするなら「炭酸カルシウム断熱材」 素材が燃えにくく軽量のタイルを張るには最適。タイルは年数がたつごとに粘着度を増し、大きな地震が来ても落下する可能性が低くなります。平米単価9,000~11,000円。

・型枠同時打ち込み外断熱工法 表面材に耐アルカリガラス繊維強化セメント板と断熱材を貼り合わせた複合体で、「コンクリート型枠兼用断熱材パネル」です。打ちっぱなし風で無塗装の場合、外壁工事が不要になり、型枠同時打ち込みと合わせ技でコストダウンにつながります。平米単価13,000~15,000円。

マンションの立地や建物の形、オーナー様のご意向にもよりますが、ココプラネットではドイツ製の「ロックウール」を多く採用しています。「燃えない・熱に強い」という性質や「地震でも落下しない」という特長に加え、その撥水性は湿気対策でも効果を発揮するからです。

※ご提示しました金額は躯体に断熱材を強力なモルタル接着剤で貼り付けるまでの平米単価です。外装材、外壁工事は入っていません。また、発注平米、建物の形状等により増減することがあります。

以上、ココプラネットがおすすめしている、標準仕様の建材をご紹介しましたが、オーナー様からの「こんなマンションを造りたい」といったリクエストも歓迎しています。共に相談させていただきながらマンションを造り上げる「こだわりの追求」を共有できれば幸いです。